【教育開発出版】高校入試分析セミナー
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- 3 日前
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教育開発出版社・主催の高校入試分析セミナー(11:00~13:00)に参加しました。

2025年度の沖縄県高校入試について、全国傾向との比較・大学入試の変化をふまえての分析がすばらしく、多くの学びを得ました。
スタッフとお互いに得たことを共有し学びを深めて、今年度の入試対策へいかしていきます!
中3生へは、7月開催の高校入試ガイダンスにおいて、5教科分析という形で共有します!
【まとめ】各教科の傾向と対策 (2025年度)
■ 英語
設問数は11問(リスニング3・文法3・対話3・長文1・英作文1)、計38問。
リスニングは全問1回読みで、全国的に珍しい形式。
前半の知識問題は短時間で解けるが、後半の読解に時間を残すことが重要。
対話文は複数箇所を参照する資料読解型の活用問題が多い。
消去法や整理力が問われ、正確な情報把握が必要。
長文は「昆虫色」がテーマという珍しい内容。知らない内容でも読み取る力が必要。
英作文は昨年同様20語以上。自分の知っている単語・表現を使って正確に書くこと。
■ 数学
「思考力を問う記述問題」が引き続き出題。
設問数が多く、情報処理問題も頻出。
難易度は昨年並みだが、記述の精度を上げる練習が必要。
証明問題では教科書の基本問題を繰り返し、用語や角・辺の発見練習を。
計算問題は時間をかけすぎず、全体の時間配分に注意。
図形問題では図に書き込みを行い、丁寧に解く習慣を。
特別なテクニックよりも、集中力と丁寧さが重要。
■ 国語
難易度変化なし。共通テストを意識した出題構成。
文学的文章に「ノート」の空欄補充が登場。
小説では心情の変化にマークしながら読む。
説明文では繰り返し出る語句の理解を問う設問あり。
記述問題はほぼ空欄補充で、抜き出し形式が中心。
作文は150〜180字。「話し合いの一部」など複数テキストの関連づけを扱う。
問題から先に読むことを推奨。条件に従った構成が求められる。
■ 理科
「思考力を問う記述問題」が増加。図の読み取りや説明問題が中心。
暗記問題は冒頭に配置され、素早い処理がカギ。
実験や観察の背景・結果・考察など、根本理解を問う問題が特徴。
教科書に載る基本実験の内容・意味を深く理解することが必須。
全国レベルで見ても問題数が多く、スピード重視。
基礎語句は確実に暗記し、時間配分と優先順位の管理がカギ。
実験については、ノートに方法・結果・考察を整理しておくことが有効。
■ 社会
設問数は近年45問程度に減少。スピードと正確さが求められる。
知識問題に時間をかけすぎると時間切れの恐れ。
「速く解く問題」「じっくり解く問題」を見極める力が重要。
地理・公民では資料・統計読解の出題が多く、活用力が問われる。
沖縄独自の問題(例:琉球王国や郷土関連)が毎年出題される。
語句の意味だけでなく、使い方も理解しておくこと。
過去問や他県の情報活用型問題にも取り組み、応用力を強化。